過食症を治すにはまず病気について知ろう

自分は過食症かもしれない、摂食障害の治療方法が分からない…そんな方のために、過食症がどんな病気なのかを分かりやすく解説しています。

過食症は、「中枢摂食異常症」という難病で、国の難治性疾患克服研究事業の対象疾患のひとつに指定されています。治療せずに放置しておくと死に至る可能性もある恐ろしい病気です。

過食嘔吐を繰り返すと自律神経が乱れ、太る恐怖心から食べ物を受けつけなくなり、拒食症へと移行する 場合もあります。そして、低栄養状態に陥り、体の機能が働かなくなり死に至ってしまうのです。

過食症は治療できる病気です！

過食症は専門機関で適切な治療を行えば、改善できる病気です。治療には時間を必要としますが、本人はもちろん、ご家族や周囲が正しい認識で病気を理解し、治療に取り組めば、必ず効果があらわれるはずです。

ご家族は「焦らずゆっくり、1歩ずつ改善していこう！」という温かい目で気長に見守っていきましょう。

過食症やむちゃ食い障害になりやすいタイプ

過食症や拒食症などの摂食障害は、一般的に過食症は完璧主義の人がなりやすい、自己評価が低い人がなりやすい傾向にあると言われています。

ここで取り上げるセルフチェックリストで当てはまる項目が5つ以上ある場合は、早めに専門機関を受診しましょう。
※このチェックリストはあくまでも過食症やむちゃ食い障害になりやすい人の傾向をまとめたものです。チェックリストに該当する＝過食症と断定するものではありません。反対にチェックリストに該当しなくとも、過食症である可能性はゼロではありませんので、参考情報としてお役立てください。

• いつも食べ物のことばかり考えてしまう。
• たくさん食べているのに太らない。
• 食べた後、何時間もトイレにこもっている。
• 「食べだすと止まらない」が口癖になっている。
• 食べた後にふさぎ込んでしまう。
• 「ケーキはあのお店じゃないと」というこだわりがある。
• 自分のことがあまり好きではない。
• 「迷惑かけてごめんなさい」とよく謝る傾向にある。
• 完璧主義者である。
• 自分をおさえ、周りを合わせようとする傾向が強い。

いかがでしたか？過食症は精神的な負担が大きい時に発症しやすい傾向にあります。

「ストレスを感じる」「イライラするな」と、思った時にはゆっくり睡眠をとるなど体を休めて、リセットするようにしましょう。