このページでは、過食症を根本治癒した女性の治療体験談を紹介。ぜひ参考になさってください。
高校生の頃から摂食障害がはじまり、いくら食べても満腹にならなくなりました。
パン一斤・まんじゅう一箱を食べても満たされず、ひたすら食べ続ける…。結局、食べ過ぎて気持ちが悪くなり嘔吐を繰り返し、体をスッキリさせるため、下剤も飲むようになりました。この頃から、過食と拒食を交互に繰り返すようになり、ひどい時には1日で5kg以上の体重の増減があったことも。
当時は、そこまで深刻に思っていませんでしたが、ハタチを過ぎてからはイライラ・不安感・慢性的な疲労・耳鳴り・生理不順・アルコール依存と、さまざまな異変が生じるようになりました。これらの病気によるストレスも募り、さらに過食嘔吐は悪化。ここ数年の体重は30kg台に落ち込んでしまい、うつ症状も深刻な状態になりました。
自分の正常な状態が分からなくなり、根本から治療をするために病院へ行くことにしました。
東京都内の様々な病院のカウンセリングを受けた私がたどりついたのは、医学的知見に基づいた根本治療を行っているクリニックでした。
私の場合、多くの症状を併発していたので、「心の治療だけでなく、体の改善も期待できるクリニックにお願いしたい」と考えていました。しかし、心の治療を重視していても体の不調の改善となると、なかなか信頼できるクリニックが無かったのです。
まず、不調の原因を突き止めるための検査を行ったところ、私は極度の栄養失調と貧血が認められました。アルコール依存・耳鳴り・生理不順などは、貧血から起きることが多いそう。逆に考えれば、貧血を直せば、症状の改善も期待できるというわけです。
治療は、「足りない栄養素をサプリメントで摂ること」「食事を改善すること」の2つ。サプリメントはドラッグストアで売っているものとは違い、とても高いのですが、成分の濃度・吸収力などの違いをカウンセラーの方から聞いて納得。
栄養指導も的確で、「貧血を改善しやすい食べ物をできるだけ食べよう」と思えるようになりました。
治療を始めて、3ヶ月。過食はだいぶおさまりましたが、油断すると食べてしまうこともあります。それでも、治療前に比べると体の調子は雲泥の差。耳鳴り・慢性疲労などの症状は改善され、体が軽く感じられるようになりました。
「まだまだ人生をやり直せる!」今では、そんな希望に満ち溢れています。
【免責事項】
「過食症を克服したい人のための治療なび」は2013年7月時点の情報を基に制作したサイトです。
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■過食症の治療法について
過食症の治療は一般的に大きく分けて、カウンセリングなどを用いて行動や精神分析を行い、症状の改善を目指す心理療法や、うつや不安障害などを緩和するために行う薬物療法、不足した栄養を補うことでメンタル面や症状の改善を試みる栄養療法など様々な療法があります。
過食症治療について、基本的に自費診療となり全額負担となりますが、医師の診断により、認知行動療法に対し保険適用となることもあります。詳しくは治療を受ける病院・クリニックにご確認をお願い致します。
■過食症の治療費用について
また、病院によって料金は異なりますが、カウンセリング1回60分あたり10,000円~20,000円、サプリメントの処方は1カ月で約40,000円、薬のみ処方の場合は1回で5,000円程度と言われています。
■過食症治療における期間やリスクについて
治療期間や回数含め、すべて個人の状態や病院・クリニックの治療内容により異なりますので、治療を受ける前にご不明な点は医師に直接確認し、ご納得されてから治療をうけるようにしましょう。
抗うつ剤を使用した治療の場合、口が渇く、便秘、尿が出にくくなる、立ちくらみがするなどの副作用が出る場合があります。
治療の詳細については、各クリニックへ事前にお問合せすることをおすすめします。