過食症を克服したい人のための治療なび

症状克服を目指すための過食症の治療法ガイドライン

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過食症をそのままにしておくと…

過食症になるとどうなるの?その症状を詳しく解説します。過食が慢性化していくと、最終的には死にいたる恐れもあるので、早急に治療を行うことが重要です。

過食症の症状が悪化して誘発される病気

過食症は、放っておくと悪循環に陥ってしまう可能性が高い病気です。食べては吐くを繰り返したり、過剰に食べては大量の下剤を服用したりという代償行為は、精神状態を悪化させるだけでなく、健康状態にも悪影響を及ぼします。栄養バランスの乱れにより、無月経、便秘、低体温、むくみ、冷え、低血症、貧血、腎機能障害などの健康被害が起こるほか、嘔吐を繰り返すことで胃酸により歯がダメージを受け、虫歯、変色、変形を誘発するなど、大切な歯も蝕まれてしまうのです。そして、恐ろしいのが心への影響。情緒不安定になり、アルコール依存症、薬物依存症、自殺願望につながる場合もあります。

過食症の一種「チューイング」とは?

食べ物を大量に噛んで飲みこまずに吐き出す行為=チューイングも過食症の一種です。食べ物を口に含み咀嚼することで脳は食事をとっていると認識しますが、実際にはすべて食べ物が吐き出されてしまうので、自律神経が乱れ、低血糖に陥ることも。チューイングを続けていると満足感を得られなくなり過食嘔吐に移行したり、わずかな量でも食べ物が体内に入ることを恐れて拒食症に移行したりする場合もあります。メンタル面への影響も大きく、人前や場所を構わずチューイングしてしまうのではないかという恐怖心にかられ、会食不能に陥ることもあります。

過食症が悪化すると死亡する恐れも

過食症は、国の難治性疾患克服研究事業の対象疾患のひとつであり、「中枢摂食異常症」という難病です。過食症が難病に指定されている理由は2つ。治療方針が未確定かつ後遺症を残す恐れが少なくない疾病であること。そして、慢性的な疾患で周囲の負担が多く、精神的な負担が大きい疾病であることが挙げられます。本人はもちろん、家族が総力をあげて専門機関での治療に取り組み、克服しなければならない難病なのです。

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■過食症の治療法について

過食症の治療は一般的に大きく分けて、カウンセリングなどを用いて行動や精神分析を行い、症状の改善を目指す心理療法や、うつや不安障害などを緩和するために行う薬物療法、不足した栄養を補うことでメンタル面や症状の改善を試みる栄養療法など様々な療法があります。

過食症治療について、基本的に自費診療となり全額負担となりますが、医師の診断により、認知行動療法に対し保険適用となることもあります。詳しくは治療を受ける病院・クリニックにご確認をお願い致します。

■過食症の治療費用について

また、病院によって料金は異なりますが、カウンセリング1回60分あたり10,000円~20,000円、サプリメントの処方は1カ月で約40,000円、薬のみ処方の場合は1回で5,000円程度と言われています。

■過食症治療における期間やリスクについて

治療期間や回数含め、すべて個人の状態や病院・クリニックの治療内容により異なりますので、治療を受ける前にご不明な点は医師に直接確認し、ご納得されてから治療をうけるようにしましょう。

抗うつ剤を使用した治療の場合、口が渇く、便秘、尿が出にくくなる、立ちくらみがするなどの副作用が出る場合があります。
治療の詳細については、各クリニックへ事前にお問合せすることをおすすめします。

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