摂食障害・うつ病などの入院治療を行う「くじらホスピタル」(東京)の過食症治療についてまとめています。治療方針・カウンセリングの特徴も紹介しています。
くじらホスピタルは、人格障害・摂食障害・うつ病・PTSD・依存症などの入院治療を専門に行っています。いわゆる精神病院とは異なり、強制入院には対応していないため、本人の「治したい」という意思がなければ入院できません。
治療は、患者一人一人の自主性を尊重することを優先して行われます。医師が本人の状態に合わせた治療プログラムを組み、症状を落ち着かせる投薬治療やカウンセリングを繰り返しながら、ゆっくり着実に改善へと導いてくれます。
投薬・カウンセリングで症状改善の兆しが見えたら、個別またはグループでの作業療法や音楽療法を取り入れ、人間性や自身の回復を促し、社会復帰の練習を行います。
「心の病は、衣食住の生活環境が大きく関わっているため、通院と投薬だけでは症状の改善が難しく、家族の負担が増えてしまうだけ」という考えから、くじらホスピタルでは入院治療を推奨しているようです。
短期入院では1週間~3週間程度。病状が深刻化している場合は、個室での長期入院にも対応しています。外来診療も行っているので、入院後の通院も可能です。
過食症をはじめとする摂食障害の治療も、可能な限り家族と離れて入院し、治療計画を立てることを推奨。家族や社会と離れ、自分1人の時間を持つことで「暴走している脳神経を休ませること」を狙いにしているのだそうです。
入院治療のベースは静かな空間でゆっくり休み、栄養ある食事で生活リズムを整えることを基本とし、その上でカウンセリング・投薬などの各種療法を行っていきます。
入院中の治療方針・入院期間・生活スタイルなどの融通も効くため、通院治療や家庭での休養などで改善が見られない場合は相談してみると良いかもしれません。
●治療費用
入院日費用については明記なし。
【1日あたりの差額ベッド代】
○住所:東京都江東区枝川3-8-25
○アクセス:JR「潮見」駅より徒歩5分
○診療時間:9:00~17:00(月~土)
○休診日:日・祝
○電話番号:03-5634-1123
【免責事項】
「過食症を克服したい人のための治療なび」は2013年7月時点の情報を基に制作したサイトです。
サービスの最新情報は、各公式サイトでご確認ください。
■過食症の治療法について
過食症の治療は一般的に大きく分けて、カウンセリングなどを用いて行動や精神分析を行い、症状の改善を目指す心理療法や、うつや不安障害などを緩和するために行う薬物療法、不足した栄養を補うことでメンタル面や症状の改善を試みる栄養療法など様々な療法があります。
過食症治療について、基本的に自費診療となり全額負担となりますが、医師の診断により、認知行動療法に対し保険適用となることもあります。詳しくは治療を受ける病院・クリニックにご確認をお願い致します。
■過食症の治療費用について
また、病院によって料金は異なりますが、カウンセリング1回60分あたり10,000円~20,000円、サプリメントの処方は1カ月で約40,000円、薬のみ処方の場合は1回で5,000円程度と言われています。
■過食症治療における期間やリスクについて
治療期間や回数含め、すべて個人の状態や病院・クリニックの治療内容により異なりますので、治療を受ける前にご不明な点は医師に直接確認し、ご納得されてから治療をうけるようにしましょう。
抗うつ剤を使用した治療の場合、口が渇く、便秘、尿が出にくくなる、立ちくらみがするなどの副作用が出る場合があります。
治療の詳細については、各クリニックへ事前にお問合せすることをおすすめします。